ビジョンに基づく人事制度設計

人事制度は、社員の「教育」「処遇」を決定するための重要な仕組みです。
私どもは、人事制度を企業の「ビジョン」にリンクさせることで、ES(従業員満足度)と企業成長を最大化できると考えています。

人事制度設計

こちらの図は、私どもの提供するサービス全体のイメージです。

ES(従業員満足度)向上→CS(顧客満足度)向上→CF(キャッシュフロー)増加→待遇改善を伴うES向上→CS向上→…

と、企業が螺旋状に成長する姿を表現しています。
人事制度は、まさに成長企業の螺旋の出発点である「ES向上」に効果をもたらす仕組みになります。
ところが、人事制度がない、あっても機能していない、仕組みが今の時代にマッチしない等、様々な課題を抱える企業が多いのが実情です。

  • 昨今の給与水準の上昇に対応できていない、又は若手の給与だけを上げたためいびつな構造になっている
  • 業績を上げる人材とそうでない人材の処遇に差をつけたいが、メリハリがつく仕組みになっていない
  • 離職率が高い
  • 評価が形骸化し、属人的・年功序列的な運用になって貢献度が高い若手から不満が出ている
  • 人材育成が進まず、パフォーマンスが上がらないため業績がジリ貧
  • 管理職への登用を避ける人材が多い、又は将来の管理職候補が育っていない

これらの課題は、人事制度を最適化し、きちんと運用する体制を整えれば解決できる可能性があります。

ビジョンに基づく人事制度構築モデル

ビジョンに基づく人事制度構築の全体像は次のようになります。

  • 核となる価値観(コアバリュー・理念)…経営理念。経営者の価値観。我が社「らしさ」。
  • 会社の存在意義(パーパス)…「我が社は何のために存在しているのか?」という問いへの答え。
  • 野心的な目標(ミッション)…簡潔・明快・野心的な目標(3〜5年程度)。達成基準は明確。

この3つを合わせて「ビジョン」と定義します。

ビジョンをはっきりと明文化したら、それに基づき「人事ポリシー」と「人材ポートフォリオ」を明確にします。

  • 人事ポリシー…人事制度を設計するにあたり、基準となる価値観(働く人に対する考え方)を明確にします。例えば、「長期雇用を目指すorある程度の新陳代謝を許容する」「評価は年功主義or成果主義」等、重要な骨格を明確にしておくことで、制度設計の議論の中でブレが生じるのを予防します。
  • 人材ポートフォリオ…ミッション達成のために必要な人材像を明確にすることで、必要な人材を育成したり外部から登用するための基準を設定します。

これらの上位概念を明確にした後に、ようやく人事制度を構築していきます。

一見手間と時間がかかるように見えますが、このように川上から川下へと制度構築を進めることによって、ビジョンに基づく人事制度ができ、結果として企業の成長につなげることができます。

人事制度設計の手順

ビジョンに基づく人事制度設計の標準的な手順は概ね次のようになります。

フェーズ内容成果物
1現状分析
2・核となる価値観の明文化
・会社の存在意義の明文化
・野心的な目標の明確化
明文化された
・コアバリュー/理念
・パーパス
・ミッション
3・人事ポリシーの設定
・人材ポートフォリオの設定
・人事ポリシー
・人材ポートフォリオ
4・等級/職位の設定
・役割/評価項目の設定
・等級/職位の定義
・評価項目
・目標管理シート
5・モデル給与の設計
・手当の設定
・給与テーブル
6社内説明会
7評価者訓練
※企業の規模や現状により手順、内容が変化することがあります。

制度設計を経て、実際に運用できるようになるには1年程度の時間が必要です。
現在課題を抱えているならば、早めに着手されることをオススメします。

人事制度設計の料金(標準モデル)

会社の規模・状況により設計手順、工程が変化するため実際の料金は見積となりますが、標準的な手順を踏んだ場合の料金水準は概ね次のとおりです。なお、料金は総額を12分割し、毎月請求させて頂きます。

社員数料金総額(税抜)備考
20人以上〜40人未満180万円〜1拠点で社内説明会等を実施する想定です。
40人以上〜100人未満240万円〜2拠点でそれぞれ社内説明会等を実施する想定です。
100人以上〜応相談
※人事制度導入後の制度運用伴走は別途費用がかかります。

人事制度設計で期待できる効果

ビジョンに基づく人事制度を導入することで、次の効果が期待できます(企業側の視点から)。

  • 会社の進むべき方向が明確になり、社員一人ひとりの力を同じ方向に結集させる
  • 目標達成に必要な人材像が明確になり、社員の採用・育成・登用を計画的に行える
  • ビジョンと社員育成方針を明確に説明できることが、採用時に有利に働く
  • 会社の目標から派生した個人ごとの目標を社員自ら立てることで、主体的な行動を促す
  • 会社からの期待値と待遇が明確になることで、社員のパフォーマンスが向上する

社員側の視点では、以下のメリットが期待できます。

  • ビジョンが明確であり、共感でき、目標に向かって力を発揮できる
  • キャリアビジョンが明確になり、昇格・昇進に必要な要件があらかじめ分かっているので安心して仕事に取り組める
  • 待遇が明確になっているので、漠然とした将来の不安がない
  • 必要な教育を受けることができ、自分の能力向上に役立つ

ざっくりとまとめると、ビジョンに共感した社員一人ひとりが将来に向かって力を発揮できる環境を整えることで、ES(従業員満足度)が高まる仕組みを創っていく訳です。

人事制度設計に関するお問い合わせ

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