継続的な賃上げ(待遇改善)に不可欠なこととは?

経営基盤強化

昨今の物価高の影響を受け、大企業だけでなく中小企業でも賃上げを実施する割合が高まっています。
日本商工会議所による2023年5月の調査によれば、2023年度に所定内賃金の引き上げを実施した企業(予定含む)が62.3%で、前年6月調査の数値に比べて11ポイント強の増加。
ところが賃上げ企業の動機の内訳を見ると、業績改善による賃上げを実施した企業は33.5%、業績改善は見られないものの賃上げを実施した企業が66.5%となっており、苦しい状況の中で賃上げを選択した企業が多数を占めていることが分かります(なお、賃上げを行わない企業の割合は26%弱)。

2023年度の最低賃金も最大41円アップで答申がまとまっており、業績が思うように伸びない企業にとっては大きな悩みの種になりそうです。

このような状況の中で、私どもがお客様に提供すべきサービスとは何なのか、方針を検討しました。
その結果、サービスの本質として浮かんだのが「従業員満足度(ES)向上から始まる成長の螺旋」という概念(上の図)です。

先の統計調査でも出てきましたが、賃上げの原資は増加した利益となるのが理想です。
企業業績が改善しない中で継続的な賃上げは厳しく、いずれ息切れを起こしてしまうでしょう(無理に賃上げを続けていけば、企業の存続そのものが危ぶまれる状況になります)。

従業員満足度(ES)向上→顧客満足度(CS)向上→キャッシュフロー(CF)改善→従業員満足度(ES)向上…

という、上昇方向の螺旋を作れたなら。
継続的な賃上げに不可欠なのは、直接的には付加価値向上によるキャッシュの余裕です。
そして付加価値向上には、従業員の力を引き出していくことが必要になります。
従業員一人ひとりに活躍してもらうためには、ESの向上が欠かせないでしょう(不満に満ちた環境で、最高のパフォーマンスを発揮しようと誰が思うでしょうか)。

ちなみに賃上げによりESが向上するなら簡単な話なのですが、一時的に満足度が高まったとしても、それは長くは続きません。
私は自身の経験も踏まえて、賃上げの効果はごく一時的なものだと考えています(すぐに当たり前になってしまう)。

賃上げに加えて、もっと本質的なところからES向上を目指していく
その結果、顧客により良いサービスが提供できる。
より良いサービスは付加価値の向上につながり、増加した利益がキャッシュフローに余裕をもたらす。
余裕が生まれたキャッシュフローにより、前向きで継続的な賃上げが可能になる。

この流れの起点「ES向上」に、社会保険労務士が寄与できる分野が色々あるのです。

既にサービスの概要は構成しています。
順次公開していきますので、ご期待下さい。

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